イクシードミル EM-1A
〔EM-1A〕モーター直結型のピンミル
相対ディスクで原料を高速で微粉砕
【粉砕のしくみ(EM-1A型)】
1.本体上部の原料ホッパーに原料を投入
2.フィーダーにより定量的に粉砕機本体に供給
3.相対方向に高速回転するピンディスクの衝撃により粉砕されます
4.粉砕されて本体下部より排出されます
※ディスクの回転で遠心力が働き、付着、凝集を防ぎます
※インバーター制御によって回転数変更で粒度調整可能
【EM-1A 仕様】
回転数:ドア側最高12,000rpm(可変速)
:本体側最高8,000rpm(可変速)
所要動力:ドア側 3.7kW + インバーター
:本体側 3.7kW + インバーター
回転板径:φ160mm
ピン本数:ドア側 168本 本体側 178本
発生風量:0.5m³ / min
材質:SUS304 / SCS13
【EM-1AW】更に付着対策を考えたモデルも!
EM-1Aの本体(粉砕室)を極端に大きくする事により空気の流れをスムーズにしました。
また、ディスクから飛び出した粉砕品も、本体に付着しにくくなる事で、付着性の高い原料による機内閉塞や、塊の発生を減少させる事ができます。
■イクシードミルってどんな粉砕機?
◯粉砕に使われる力は、主として衝撃、せん断、磨砕です。
このイクシードミルは衝撃力を主として使用する粉砕機です。 このタイプの粉砕機は強引に叩き割る感じで粉砕を行いますので、エネルギー効率が良く 経済的に優れた粉砕ができます。
衝撃式粉砕機の多くは粒度調整用にスクリーン(穴を打ち抜いた薄鋼板)を取り付けますが、イクシードミルは沢山のピンを 高速回転させて粉砕しますので、スクリーンを使用せずに御希望の粒度の粉が得られます。
◯スクリーン式の問題点はどんなところ?
①スクリーン式の粉砕機は最大粒径を用意に決定できる利点があるのですが、φ0.3mm程度が限界です。この事により微粉砕の範囲が限定されます。
②スクリーン式は、原料が打抜かれた穴を通過するまで粉砕室内にとどまり、繰り返し衝撃力を受け、熱により変性を受けやすくなります。
③水分や油分が多い原料はスクリーンに付着し排出不良を起こします。
◯スクリーンを使用しないとどんな利点があるの?
①ピンの数が多く、超高速回転が出来ますので、20μm程度迄の微粉砕が可能です。
②原料はピンの間を通過する際に瞬時に粉砕され排出されますので熱に対する影響が小さく出来ます。
③水分や油分が多い原料でも、ピンへの付着は遠心力で防げますので、粉砕可能です。
④ピンやディスクに耐磨耗処理が出来ますので、コンタミを嫌う原料粉砕も可能です。
◯ピンとピンディスクってどんなもの?
ディスクにピンを裏面から差し込んであります。
回転するディスクは後ろ側に付けるプレートでピンを押さえています。
ピンが磨耗してもディスクはそのままでご利用頂けます。
その為、消耗品のランニングコストを低コストに抑えられます。
◯どんな原料が向いてるの?
化学薬品、樹脂、香辛料など、物性にも拠りますが様々な物にご利用頂いています。
ABS樹脂、イオン交換樹脂、エポキシ樹脂、硫黄化合物、水酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化鉄、ガラス粉末、カーボン、 シリカゲル、線香、触媒、飽和ポリエステル、洗剤、塗料、 貝の化石、活性炭、トナー、ニッケル、シリコン、生石灰、化粧品、 化粧品原料、メントール、セラミックス、チタン、フッ素樹脂、フライアッシュ、ホウ酸、粉体塗料、染料、熱硬化性樹脂、 ユリア樹脂、ワックス、塩化ビニール、塩化カリウム、無機質、樹脂
おから、海老、牡蠣殻、鰹節、乾燥葉、乾燥よもぎ、顔料、きな粉、 グラニュー糖、クロレラ、グァバ茶、げんのしょうこ、 コーン、胡椒、コーンスターチ、スッポン、ゼラチン、そば殻、そば甘皮、大豆、陳皮、デーツ(ナツメヤシ)、デキストリン、人参粉、 ビート糖、フィッシュミール、フリーズドライ食品、プロポリス、ポテトパウダー、麦の葉、塩、海草、海苔、漢方薬、魚の骨、鯉のえさ、 湯葉、工業石鹸、辛子粉、水溶性ファイバー、水溶性化合物、生姜、焙煎玄米、脱脂大豆、猪苓舞茸、澱粉、香辛料、唐辛子、乳糖、米、 米粉、卵殻、緑茶、蜆貝殻、砂糖、澱粉、小麦粉、タルク、香料、乾燥果実、健康食品、など
解決できる課題